毛質がニキビに影響?ニキビと毛髪の太さの関係
皮脂量が増えるとニキビになりやすくなるのは、美容関連の雑誌やマガジンで頻繁に掲載されているので、誰でも知っているでしょう。
たしかに皮脂量が増えればニキビのリスクは上がりますが、必ずしも皮脂分泌が活発な箇所にニキビができるとは限りません。
実は、毛の太さが関係しているのはご存知でしょうか?
思春期以降に皮脂分泌が多くなる部位
思春期はホルモンのバランスで皮脂量が多くなりますが、大人になると少しずつ収まってきます。思春期以降に皮脂の分泌量が多くなる箇所は、脂漏部位と呼ばれ、以下のとおりになります。
- 頭
- 額
- 眉間
- 鼻
- 顎
- 前胸
- 肩甲骨
- 陰部
ここで注目したいのは、頭です。頭は脂線も大きく、皮脂量がたくさん出る部位にも関わらず、頻繁にニキビになることありません。
この理由は、髪の毛の太さや長さが関係しています。
太い毛髪が生える部分はニキビができにくい
髪や髭の毛穴は皮脂量が多く分泌されていますが、太い毛髪が伸び続けているので、毛穴が詰まることがないのです。
ニキビの原因は、毛穴が詰まり、そこに皮脂が溜まるところに大きな要因があります。
太い毛髪のある毛穴は、毛が伸びる過程で一緒に皮脂も外へ押し出されるため、毛穴がつまらないのです。
毛穴が詰まりやすい部位は?
一方、ニキビが出来やすい部位は、産毛のような毛穴が小さく、細かい毛髪のところです。脂漏部位の産毛などは、皮脂が多くなる上に、毛穴が詰まりやすい条件が重なり、ニキビになりやすくなります。
女性は顎や口まわりにニキビができやすい
男性の場合は、顎に太い髭が生えるため、皮脂で毛穴が詰まることはありません。ただし、女性の場合は、太い髭は生えないため、毛穴が詰まりやすくなります。
女性に顎ニキビが多い理由はここにあります。
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