顎にできた赤ニキビの治し方・ケア
顎に赤く腫れたニキビができたら、それは赤ニキビです。赤ニキビの原因と治し方をご紹介します。
赤ニキビの症状
赤ニキビは膿疱(のうほう)とも呼ばれ、白ニキビや黒ニキビから、さらに皮脂が溜り炎症を起こした状態です。赤みがひどくなり、腫れて熱をもっています。皮膚の深部にできるもとの、表面にできるものがあり、表面にできるニキビはつぶすと白い膿がでてきます。
赤ニキビがさらに進むと、色素沈着や皮膚陥没のようなニキビ痕(アクネスカー)になりやすくなります。ニキビ痕になるとスキンケアだけでは治すのが難しくなるため、早めに治療するようにしましょう。
赤ニキビが顎にできやすい理由
顎は皮脂分泌が多いにも関わらず、乾燥しやすい部位です。そのため、ニキビの初期症状である、小さな白ニキビや黒ニキビが頻繁にできやすい部位でもあります。
白ニキビや黒ニキビが頻繁にできていると、顎の周辺でアクネ菌が増殖します。繰り返しニキビができやすい理由でも紹介している通り、一度ニキビができた周辺は活性酸素によって酸化させられ、細胞が傷つきやすい環境になっています。
そのため、傷ついた細胞にばい菌が入って炎症を伴う赤ニキビができやすくなります。
赤ニキビの治し方・毎日のケア
赤ニキビを治すためには、炎症を抑えるとともに、悪化させないために皮脂の分泌を抑える必要があります。また、アクネ菌の増殖や他のばい菌によるさらなる炎症を抑えるために抗菌薬を処方してもらう必要があります。
- 1.炎症を抑える
- 2.皮脂の分泌を抑える
- 3.抗菌薬を処方してもらう
赤ニキビになると、私たちができるケアも限られてきます。できることは、皮膚に刺激の少ない化粧品を使うこと、基礎化粧品はビタミンC誘導体を含むものを使うこと、くらいになります。ビタミンC誘導体は、赤ニキビの炎症を抑える作用があるため、保湿機能のみの化粧水をつかうよりはビタミンC誘導体の含まれたものを使いましょう。
ただし、広範囲に赤ニキビができ場合は、自分で治療をしようとせずに、すぐに病院へ行きましょう。重度の赤ニキビの場合は、炎症や皮脂を抑える薬や抗菌薬を処方してもらう必要があるため、スキンケアだけで治すのは難しいからです。
ネット上では、赤ニキビも基礎化粧品やスキンケアだけで治る!という偏った意見もありますが、ニキビの程度によって悪化させる原因になるのでご注意ください。
公開日:
最終更新日:2014/12/31