乾燥肌の原因と正しいスキンケア方法

乾燥肌は水分と皮脂の両方が不足している状態の肌のことをいいます。乾燥により、肌のバリア機能が低下して少しの汚れや外からの刺激に弱いという特徴があります。そのため、粉を吹いたり、炎症を起こしてヒリヒリと痛みを感じることがあります。

40代を過ぎると皮脂線が衰えるため乾燥しがちになりますが、20代~30代の自称「乾燥肌」のほとんどは混合肌の場合が多いと言われています。乾燥肌と勘違いして、油分の多い化粧品を使えば、アクネ菌のエサを増やしてしまうことになるので、まずは正しく肌質を診断してみましょう。
自称「乾燥肌」の8割は乾燥してない!正しい肌質診断

乾燥肌の原因

乾燥肌の原因は、細胞間脂質という肌の潤いをキープする成分の減少にあります。細胞間脂質にはセラミドをはじめ、コレステロールなども含まれています。細胞間脂質は肌の保湿の約80%を担っています。

セラミドなどの細胞間脂質が減少する理由として、以下が挙げられます。

  • 加齢のよる細胞の老化
  • 肌を傷めるスキンケア
  • 生活の乱れ(睡眠や食事)

「肌を傷めるスキンケア」は、最も肌へのダメージが大きいクレンジングを特に注意しましょう。界面活性剤の強いクレンジング剤を使わない、1分程度でクレンジング剤洗い流す、ゴシゴシと擦らない等を気を付けましょう。

乾燥肌のスキンケア方法

乾燥肌のスキンケアのポイントは、肌の角質層のバリア機能を高めることです。そのためには、水分補給をおこなうとともに、保湿力の強いセラミド配合の美容液を使いましょう。

具体的には、洗顔後に時間をあけずに、すぐに化粧水を浸透させ、その後セラミドやビタミンAの入った美容液で保湿するようにしましょう。また、乾燥肌は皮脂の量が少ないため、朝の洗顔は、ぬるま湯ですすぐだけにしましょう。


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