顎にできた黄色ニキビの治し方・ケア
顎に薄い黄色の吹き出物ができたら、それは黄色ニキビです。黄色ニキビの原因と治し方をご紹介します。
黄色ニキビの症状
黄色ニキビはニキビの中心に膿が溜まった状態で、膿疱(のうほう)・膿腫(のうしゅ)とも呼ばれています。炎症をともなう赤ニキビがさらに進行した状態です。腫れや熱をもつこともあります。
炎症をともなう赤ニキビや黄色ニキビになると、炎症部分に白血球があつまり、細菌を倒し始めます。それが膿となり溜まっていくのです。ただし、白血球は細菌を倒すだけでなく、正常な細胞も攻撃してしまいます。赤ニキビや黄色ニキビの症状が長引くと、ニキビが治っても周りの細胞が傷ついているため、皮膚陥没のようなニキビ痕(アクネスカー)になりやすくなります。
顎に黄色ニキビができやすい理由
顎は脂漏部位という皮脂分泌量が多い部位にも関わらず、乾燥しやすいという特徴があります。そのため、肌のターンオーバー(新陳代謝)がうまくいかずに、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。こうした条件が重なり、ニキビの初期症状である、白ニキビや黒ニキビが頻繁にできます。
白ニキビや黒ニキビが頻繁にできていると、顎の周辺でアクネ菌が増殖します。繰り返しニキビができやすい理由でも紹介している通り、一度ニキビができた周辺は活性酸素によって酸化させられ、細胞が傷つきやすい環境になっています。
傷ついた細胞にばい菌が入って炎症を伴う黄色ニキビや赤ニキビができやすくなります。
黄色ニキビの治し方
黄色ニキビまで症状が進行すると、スキンケアでは対処できないため、皮膚科や美容外科などですぐに治療をおこないましょう。膿は通常2、3日で外に排出されますが、症状が重い場合は、ニキビが周りにも増えてしまう可能性もあります。
黄色ニキビの治療には赤ニキビと同様で以下の対応が必要です。病院で薬をもらい治療することが一番の近道でしょう。
- 1.炎症を抑える
- 2.皮脂の分泌を抑える
- 3.抗菌薬を処方してもらう
黄色ニキビは治療後のスキンケアが大切
治療後に炎症が治まったからとスキンケアを怠ってしまうと、すぐに繰り返しニキビができてしまいます。詳しくは繰り返しニキビができやすい理由で記載していますが、一度ニキビができると、活性酸素が増えて、肌は酸化した状態になります。酸化された肌は、皮膚の細胞が傷つきやすく、放置しておくと、少しの刺激で肌トラブルがおきたり、ニキビを再発しやすくなります。
黄色ニキビの治療後は、活性酸素を抑える抗酸化作用のあるビタミンC誘導体を含む化粧品でスキンケアをおこなうと肌を正常な状態へ戻しやすくします。ビタミンC誘導体は肌から直接、ビタミンCを吸収させる作用があり、ニキビの再発を防ぐだけでなく、シミやくすみにも効果的です。
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最終更新日:2014/12/31