顎にできた黒ニキビの治し方・ケア
顎などにできやすい、小さな黒いツブツブ。これは黒ニキビです。黒ニキビの症状とケアの方法をご紹介します。
黒ニキビってどんな症状?
黒ニキビは毛穴に皮脂や角質物が詰まり、盛り上がった状態になります。毛穴が詰まっているという点で、白ニキビと似た状態ですが、黒ニキビは、毛穴が開いて中心が黒くなっているのが特徴です。毛穴が開いてるため、皮脂が空気に触れて酸化をおこして、黒くなります。
黒ニキビは炎症を起こす前の状態なので、早めのケアと治療で、ニキビ痕を残さずに治すことができます。放置したり、間違えたケアをすると悪化して、炎症や膿をともなう赤ニキビへと成長してしまうので、早めに治療をおこないましょう。
顎に黒ニキビができやすい理由
思春期をすぎてからも顎はニキビができやすい部位です。顎は汗をかきずらく乾燥しやすく、皮脂の分泌量も多い脂漏部位ため、黒ニキビができやすい環境なのです。
また、女性の場合、顎や口元の毛穴がもともと小さいため、男性よりも毛穴が詰まりやすいです。男性の場合は、髭がはえるため毛穴が大きく皮脂が詰まりにくくなります。
黒ニキビケアは毛穴掃除が大切
黒ニキビと白ニキビは、ホルモンバランスの崩れで起こる皮脂の過剰な分泌と、正しいフェイスケアができていないことによる毛穴の詰まりが原因です。
皮脂分泌量を抑える
皮脂の分泌を抑えるために、日ごろからできることはビタミンB群を食事やサプリメントから摂ることです。ビタミンB群は皮脂の分泌を抑える作用があります。また、ニキビ専用のクリニックや皮膚科では皮脂を抑える薬も貰えます。
ビタミンB2を多く含む食材
レバー、鰻、ズワイガニ、納豆、卵、サバ、ブリ、いわし、牛乳
ビタミンB6を多く含む食材
イカ、タコ、イワシ、セロリ、玄米、牛肉、レバー、大豆
毛穴の詰まりを防ぐ
毛穴の詰まりは、角化異常という皮膚のターンオーバー(新陳代謝)がうまくおこなわれないために起こります。通常、皮膚の細胞は、古くなった皮膚が剥がれ落ちて、新しい皮膚に変わります。角化異常が起こると、古い皮膚が剥がれにくくなり、皮膚が分厚くなっていきます。これが毛穴を詰まらす要因となります。
他にも、ファンデーション等の化粧品による詰まりや、洗顔時に上手く洗えていないことも原因となります。
日ごろできるケアとしては、以下が挙げられます。
- 1.正しい洗顔を行う
- 2.肌に優しい化粧品を使う
- 3.毛穴を引き締める基礎化粧品を使う
皮膚科でできる治療としては、面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)という、黒ニキビに穴をあけてアクネプッシャーという器具で皮脂を押し出す方法が一般的です。保険が適用されるので比較的安く治療してもらえます。
公開日:
最終更新日:2014/12/31