妊娠中でもできる安全なニキビ改善方法

妊娠中に多い肌トラブル。ニキビもその1つとして有名です。妊娠・授乳中は赤ちゃんへの影響もあり、強い内服薬は使えません。でも、ニキビはどうにかして治したいですよね。そこで、妊娠中でもできる安全なニキビ改善方法をご紹介します。

妊娠中にニキビができる原因

妊娠中にニキビができる原因は主に3つになります。

  • 1.ホルモンバランスの崩れ
  • 2.つわりによる偏食
  • 3.体の変化によるストレス

1.ホルモンバランスの崩れ

妊娠をするとホルモンのバランスが劇的に変化します。女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2つがバランスを保っていますが、妊娠初期では、プロゲステロンという皮脂の分泌を増やすホルモンが急激に分泌されるようになります。皮脂の分泌量が増えれば、毛穴が詰まりニキビが出来やすくなります。

ただし、妊娠20週あたりからエストロゲンというコラーゲンの生成を増やすホルモンが多く分泌されるようになるため、肌質は改善することもあります。

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2.つわりによる偏食

つわり症状がひどい場合、食事ができなかったり、食べられたとしても、特定の食事だけしか受け付けない、という人は少なくありません。食生活の乱れは、間接的にニキビをできやすくする原因になります。

3.体の変化によるストレス

妊娠による体調の変化や、出産・仕事への不安などからストレスを感じる方も多くいます。過度なストレスが長く続くと、妊娠中でただでさえ、不安定なホルモンバランスがさらに乱れやすくなります。

妊娠中でもできる安全なニキビ改善方法

妊娠中の場合、皮膚科へ行っても強い薬を処方されないため、外用の塗り薬を処方されます。ただ、これだけでは効果が無いということもしばしばあります。そこで、妊娠中でもできる安全なニキビの治し方をご紹介します。

  • 1.ビタミンC誘導体を含む化粧品でケア
  • 2.漢方を使い内側からニキビを緩和
  • 3.食事でニキビをケア

ビタミンC誘導体を含む化粧品でケア

ビタミンCは美肌を作るのに驚くほど効果的です。ニキビの炎症を抑えて再発しにくい肌質に整えるだけでなく、シミやくすみの改善にも効果的です。通常ビタミンCは肌に塗っても吸収されませんが、ビタミンC誘導体というリン酸と合体させることで、皮膚から直接ビタミンCを直接浸透させることができるようになりました。ビタミンC誘導体がニキビ治療に効果的という研究結果も多くあります。

最近では、化粧水にビタミンC誘導体が入っているものもあるので、スキンケアで使用してみてください。

漢方を使い内側からニキビを緩和

妊娠中は強い内服薬が使えないため、ニキビを緩和するために漢方薬を使うことがあります。漢方の特徴は、自然治癒力を高めてニキビを緩和することです。スキンケアとは違い、体の内側から治すのです。西洋薬と比べて、副作用が少ないので妊娠中や胃腸が弱い人に利用されます。

ニキビで使われる漢方薬

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
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食事でニキビをケア

つわり中は食事もままなりませんが、ビタミンB群・ビタミンCを多く含む食材の中で、食べられるものを見つけてみましょう。ビタミンB群は皮脂の分泌を調整、ビタミンCはコラーゲンの修復効果があり、ニキビ痕の予防に効果があります。

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公開日:
最終更新日:2015/01/02

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