産後にきびの原因と治し方
「産後に急にニキビができやすくなった」「ニキビの炎症がひどくなった」こうした産後ニキビには、しっかりとした原因があります。産後にできるニキビの原因と治し方をご紹介します。
産後にニキビがでかきる原因
- 産後は美肌ホルモンのエストロゲンが急激に減少
- 睡眠不足やストレスがたまりやすい
産後の肌荒れの原因は、ホルモンバランスの大変動にあります。妊娠中は美肌ホルモンのエストロゲンが右肩上がりで増えていますが、分娩後は数日で急降下します。
産後にニキビができやすくなったり、抜け毛が酷くなるのはそのためです。
また、睡眠不足も大きな原因のひとつです。人は、寝ている間に成長ホルモンが多く分泌され、肌の細胞も新しく生まれかわります。肌や内臓の修復には最低6時間はまとまって睡眠をとる必要があります。
産後は赤ちゃんのミルクを夜中に作らなければいけないし、夜泣きが酷ければゆっくり寝ることもできません。こうした環境がニキビや肌荒れを悪化させます。
ただ「規則正しい生活をしてホルモンバランスを整えて、しっかり睡眠もとりましょう!」といわれても、育児中はそんなことは無理です。
産後ニキビの治しかた
規則正しい生活をしなきゃ!6時間以上の睡眠とらなきゃ!と、焦るとストレスが増えてさらにニキビができやすくなることもあります。ですので、生活リズムと睡眠によるニキビ改善は、思いきって諦めましょう!育児しながらなんて無理です!
産後ママにできることは、ニキビを悪化させないことです。母乳育児と、粉ミルク育児で対処できることが異なるので、それぞれできるニキビケアをご紹介します。
母乳育児の場合
母乳育児の場合は、皮膚科で強い薬を処方してもらないのでスキンケアと食事から治すことをお勧めします。
ビタミンc誘導体
ビタミンc誘導体は、皮膚にビタミンcを浸透させることができるスーパー成分です。活性酸素を抑えてニキビのできにくい肌を作ります。ニキビ治療に使うとか皮膚科もあるほどです。さらにシミやシワの改善するため、美肌には欠かせない成分です。
1ヵ月化粧を断つ
可能であれば化粧を1ヵ月断つのも効果的です。化粧品には、界面活性剤や、大量の油分を含むため、肌への負担は大きくなります。肌の新陳代謝は約1ヵ月でおわれるので、その間、化粧をしなければ化粧ダメージのない綺麗な肌への生まれ変わります。
ただし、UVケアはおこなうようにしましょう。
漢方薬
母乳をあげている場合、皮膚科では強い内服薬はもらえません。漢方薬は2000年の歴史で効能と副作用が少ない成分が抽出されているため、授乳中も安全に飲むことができます。
食事
食事からとる栄養は内面から体を綺麗にします。美肌に効果があるビタミンは、ビタミンc以外にも、ビタミンaやビタミンbが挙げられます。ビタミンaは免疫力を高めて皮膚のバリア機能を高めます。ビタミンbは皮膚の新陳代謝を高める作用があります。
アロマ
精油(エッセンシャルオイル)は、リラックス効果だけでなく、抗菌作用や炎症をしずめる作用があります。海外では、代替医療としてアロマテラピーがおこなわれます。ラベンダーがニキビには有効です。
粉ミルク育児の場合
粉ミルクであれば内服薬も使えるので皮膚科で強い薬を処方してもらうことが一番です。医師に診てもらうのが、やっぱり治りが早いです。症状に応じてビタミン剤や漢方薬も処方してもらえます。
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