ビタミンAでニキビを治す!摂取量の目安と注意点

ニキビは乾燥やターンオーバー(肌の新陳代謝)の乱れから起こります。ターンオーバーが正常におこなわれないと古い角質がいつまでも剥がれずに、毛穴をふさいでしまいます。そこに皮脂がたまって、白ニキビや赤ニキビができてしまいます。

ニキビの原因となるターンオーバーの乱れを改善してくれる成分としてビタミンAが挙げられます。ビタミンAには、抗酸化作用や肌を強くする作用があり、ターンオーバーを調整して、健康な肌をつくるのをサポートしてくれます。肌のバリア機能を回復してくれるビタミンなので、乾燥肌の人は特に意識して摂るようにしましょう。

スキンケアと一緒に、ビタミンAを摂れば、ニキビの治りも早くなります。ここでは、1日の摂取量の目安やビタミンAが多く含まれる食品をご紹介します。

1日の摂取量の目安

ビタミンAの摂取量の目安は、緑黄色野菜を100g以上を食べれば良いでしょう。100gってどのくらい?と疑問に思う方は、コンビニのおにぎり1個分と同じくらいの重さと覚えておきましょう。1日100gですので、朝昼晩で食べれば決して多い量ではありません。意識して緑黄色野菜を食べるようにしましょう。

下の図は、日本人のビタミンA摂取基準となります。参考:栄養成分ナビより

  男性 女性
  推奨量
(μgRE/日)
耐容
上限量
(μgRE/日)
推奨量
(μgRE/日)
耐容
上限量
(μgRE/日)
1~2(歳) 400 600 350 600
3~5(歳) 450 700 450 700
6~7(歳) 450 900 400 900
8~9(歳) 500 1,200 500 1,200
10~11(歳) 600 1,500 550 1,500
12~14(歳) 750 2,000 700 2,000
15~17(歳) 900 2,500 650 2,500
18~29(歳) 850 2,700 650 2,700
30~49(歳) 850 2,700 700 2,700
50~69(歳) 850 2,700 700 2,700
70以上(歳) 800 2,700 650 2,700

吸収率を高める食べ方

緑黄色野菜に含まれるβカロテンは油を加えて炒めたり蒸したりすると、ビタミンAの吸収をよくします。野菜のソテーやスープなどがお勧めです。

ビタミンAを多く含む食材

鶏レバー 100g 14000μgRE
うなぎ 100g 1500μgRE
モロヘイヤ 100g 840μgRE
にんじん 100g 680μgRE
とうみょう 100g 390μgRE
春菊 100g 380μgRE
ほうれんそう 100g 350μgRE
かぼちゃ 100g 330μgRE

ビタミンAの注意点

ターンオーバーを整えて、肌の潤いを回復してくれるビタミンAですが、1つ注意点があります。それは、妊娠中の過剰摂取。普通に食事からビタミンAを摂るぶんには問題ありませんが、サプリメントやビタミン剤などから過剰に摂取してしまうと、胎児に影響が出る可能性があります。妊娠中の場合は、サプリは控えて、緑黄色野菜から摂取するようにしましょう。


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