美肌は女性ホルモンが作る?女性なら知っておきたいホルモンの基礎知識
ニキビのできる要因の1つに、ホルモンバランスの乱れが挙げられます。ヒトには性別に関係なく、男性ホルモンと女性ホルモンが分泌されています。男性ホルモンは皮脂分泌を増やすことから、ニキビとの関係が深いといわれ注目されています。一方、女性ホルモンは美肌をつくるために大切なホルモンです。ここでは、女性なら知っておきたい女性ホルモンの基礎知識をご紹介します。
女性ホルモンの働きを把握することで、皮膚トラブルの原因や対策をたてることができます。
女性ホルモンとは
女性ホルモンは、女性らしい丸みのある体型を作ったり、艶のある肌をつくることで有名です。女性ホルモンが本格的に分泌が始まるのは9歳ごろからで、分泌が始まると急激に女性らしい体型になってきます。この女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
コラーゲンの生成を促して肌がしっとりさせます。 - プロゲステロン(黄体ホルモン)
基礎対応を上昇させたり、体の水分量を保つ働きがあります。
女性ホルモンバランスが整うとメリットばかり
エストロゲンとプロゲステロンのバランスが整うと肌には良い効果がたくさんあります。女性ホルモンが整えば、ニキビの改善だけでなく、シミやくすみも改善できます。
- コラーゲンの生成を促す
- 肌の水分量が増える
- ターンオーバーのサイクルが促進
- 過度な皮脂が抑えられる
ホルモンバランスの乱れのサイン
思春期は急激にホルモン分泌がされるため、ホルモンバランが崩れやすいですが、通常18歳以降はホルモンの分泌が安定します。大人なのにニキビや肌荒れがある人は、ホルモンバランスに要因がある可能性もあります。
以下の症状があればホルモンバランスが崩れているかもしれません。
- 整理周期の異常・出血量の変化
- 肌が乾燥する
- 不眠・寝つきが悪い
- 最近むくみやすい
女性ホルモンの量は一生でスプーン1杯分
毎日きちんと体内で生成されている場合、女性ホルモンの量は一生でスプーン1杯分程度しかありません。さらにホルモン分泌のバランスは繊細なため、不規則な生活を繰り返すと女性ホルモンの量はもっと少なくなります。また、過度なストレスや睡眠不足、偏食などもホルモンバランスを乱す要因となります。
年齢によるホルモンバランスの乱れ
また、生活習慣だけでなく、年齢によるホルモンバランスの乱れもあります。エストロゲンの分泌量は28歳でピークを迎え、低下傾向になるのは37歳ごろからです。45歳からエストロゲンの分泌は急激に低下して、閉経を迎える50歳前後になると子どもと同じくらいの分泌量になります。これを更年期とよび、肌の乾燥やシミが気になり始めるのもこの時期になります。
女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンのバランスは月経周期の中で大きく変わります。分泌されるホルモンの時期ごとにスキンケア方法を調整すれば、また美肌に一歩近づきます。
≫生理で乱れるホルモンバランスを逆手にとって美肌になる方法
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